プリスクール2歳児クラスレッスン例
プリスクールの2歳児クラスにおいても、導入からメイン活動までの流れを重視したレッスンや活動をおこなっています。
子供たちの探究心を刺激し、学びや成長に繋がるレッスン・活動というものを、いかに自然な形で楽しく行うのかを、先生たちは日々計画を立てています。そしてもちろん、子供たちの興味・関心に応じて内容は変化しますので、事前の計画からの変更は非常に流動的かつフレキシブルなものです。
ここでは、2歳児Oceanクラス担任のMonami先生のレポートをもとに、2歳児クラスのレッスンの一例をご紹介します。
テーマ:果物
導入①(英語・日本語共通で実施)
散歩中に木に注目する。
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絵具で木の製作。
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臨港パークに果物や野菜のオブジェを見に行き、果物や野菜に興味を持つ。
導入②(英語・日本語共通で実施)
臨港パークで撮った写真を見ながら、写真の中に何が見えるか、ほかにどのような果物を知っているかを話し、果物に親しみを持つ。
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子供たちのマークの写真を用意し、親しみのある果物の塗り絵をする。
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ジュースを作ろうと塗り絵をした果物をグラスの描いてある紙に貼る。
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クラス内に掲示することで日々身の回りに学んでいる果物や野菜のある環境を設定する。
導入③(英語・日本語共通で実施)
フルーツバスケット簡易版、的あてゲームなどゲームや活動の中で様々な果物や野菜を扱い、遊びの中から自然に触れる。
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以前製作した木に知っている果物の写真を貼っていったり、クレヨンで自由に思い思いの果物を描く(木になる果物の写真のみ用意)
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地面になる果物は同様の活動を木ではなく地面で実施することで違いを知る。
メイン活動① 買い物(日本語)
果物がスーパーで売られている絵本「みかんきょうだいのたんけん」を読み、実際にスーパーへ買い物へ行こう!
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折り紙で財布を作り、Gスターをお金に見立て、キッチン用おもちゃでおままごと(買い物の練習)
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それぞれ果物の写真一枚を選び、自分が買う果物を決める(探すことに意欲的になる)。
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スーパーへ行き、自分の果物を探し、自分でカゴを持ち、責任をもって買う(支払いまで)。
メイン活動② ミックスジュース作り(英語)
買ってきた果物を実際に子供たちの前で切り、中身はどのようになっているのか、どのような香りがするのかなど五感を使い、観察。
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目の前でブレンドをし、自分たちが買ってきた果物がどのように変化を遂げジュースになるのかを見て親しみを持つ。
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実食(全員飲むことができました!)
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ジュースに入れた果物をそのままでも食べてみる。
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どんな味がするか、すっぱい?あまい? どれが好きかなど、会話を楽しむ。
後活動(日本語)
本物のリンゴとバナナを見ながら、どんな色が果物にはあるのかに注目しながら、見える色の画用紙の紙片を使用し、のりでそれぞれの果物の形に切った型紙に張る。
著者プロフィール
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Monami - プリスクール・先生 (日本)
CGKインターナショナルスクール・プリスクールのバイリンガル保育士。
ニュージーランド・オーストラリア・イギリスでの留学とホームステイ経験あり。