インクルーシブ遊具をデザインする
最近のUOI(Unit of Inquiry/探究の単元、以下UOI)の授業では、1年生から障がいを持つ人々、建物へのアクセスやその構造に関する多くの疑問があがりました。
元々、このトピックを授業で取り上げる予定はなかったものの、生徒たちは興味深々で、さらに深く学びたいと考えました。そのため、IBの学習原則に従い、生徒主導の学習を進めることにし、この週は障がいを持つ人々の建物へのアクセスと構造について学ぶことにしました。
- 1年生が現在取り組んでいるUOI:’How the world works’ / ‘世界はどのような仕組みになっているのか’
- 中心的アイデア(The central idea):’The design of buildings and structures is dependent on the environment and the building’s purpose.’ / ‘建物の設計や構造は、その環境と建物の目的に依存している’
インクルーシブ(包括性)についてさらに知るために、まず、生徒たちは、友達や家族と一緒に遊び場を利用したいと願う障がいのある子供たちについて学びました。生徒たちはビデオで、障がいがあっても楽しめる遊び場が少ないことに落ち込む子供たちや、遊び場の設計時に子供たちのニーズが考慮されることを望む様子を観ました。
その後、1年生は障がいの有無にかかわらず、すべての人にインクルーシブな遊び場の模型を作成しました。
著者プロフィール
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Martin - 初等部・担任教師 (オーストラリア)
CGKインターナショナルスクール初等部・担任教師。オーストラリア出身。
クイーンズランド工科大学(オーストラリア)卒業。国際的な賞を受賞した映画製作者、テレビ作家、小説家、脚本家であり、バンドMamonakuのギターボーカル。