Celebration of Learning 2025
国際バカロレアIB認定校となって初めての、プリスクールのCOL(Celebration of Learning)とGraduation Ceremonyが、3月15日に行われました。
COLは幼稚園や保育園でいう年度末の発表会にあたりますが、CGKのCOLはこの1年間で学んできたことを発表する場となります。国際バカロレアIBでは子どもたちの主体性を大切にすることが求められており、CGKのカリキュラム作成においても常にその点を意識しています。
COLは発表当日がメインイベントではなく、その準備段階がとても重要です。レッスンを通して、子どもたちと一緒にこの発表を作り上げていきます。発表内容は「各国の文化」「感情」「食(Lunch time)」などさまざまなテーマがあり、すべてそれぞれのクラスで学んだ内容に基づいていました。そのため、劇のように脚本があるわけではなく、どのテーマをどのように表現するかを、先生たちが子どもたちを導きながら一緒に決めていきます。セリフや役、歌、背景や衣装の制作もすべて子どもたちが関わっています。こうした活動のすべてが子どもたちの学びであり、本番につながっていきます。
発表会でよく見られる有名な話の劇とは異なるため、保護者の方からは「何をやっているのかわからなかった」といった感想をいただくこともありましたが、その後に続いた言葉は「でも、なんだか子どもたちがとても楽しそうだった」でした。CGKが目指しているのは、わかりやすい発表ではなく、"子どもたちにとって良い発表"になることです。本番で保護者の皆様に何をしているのかが伝わらなかったり、子どもが緊張してステージ上で思うようにできなかったりすることもありますが、大切なのは本番当日だけではありません。当日を迎えるまでに、子どもたちが何を考え、何を学び、どのように表現したのかが非常に重要です。
とはいえ、保護者の皆様が実際に子どもたちの発表を見ることができるのは当日だけですので、今年度は各クラスがどのようにCOLに向けて活動してきたのかをパンフレットにまとめてお知らせしました。そのパンフレットは、下記の画像をクリックするとご覧いただけますので、ぜひご確認ください。
CGKはこれまで、子どもたちの体験を重視したカリキュラムを行ってきましたが、IBを取り入れることで、先生たちの専門性も高まり、子どもたちがより楽しめるレッスンが提供できるようになっています。これからもIB校として、成長していくCGKの子どもたちが、来年どのような発表をしてくれるのか、今から楽しみです。
著者プロフィール
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Reiko - プリスクール・副スクール長 (日本)
CGKインターナショナルスクール2016年開校時からのオープニングメンバーであり、現プリスクール・副スクール長。保育士。
認可保育園での勤務後、ビクトリア(カナダ)へ海外留学。帰国後は、インターナショナル・プリスクールにて主任の経験も。大のディズニー好き。