12/2 コーディスポーツ体育指導
CGKプリスクールでは月に2回、株式会社コーディスポーツのShuhei先生に体育指導をして頂いています。
毎回、運動解説の専門コラム、各クラスの活動報告を紹介し、一部、YouTube動画にて解説も行っていますので、在校生の保護者の方は、お子様とぜひ活動を振り返ってみてください。
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運動解説コラム
反応能力には単純反応能力と選択反応能力があるとお話しました。復習をすると、単純反応能力はいかに素早く反応できるか。選択反応能力は合図に対して正確に・素早く反応できるか。今回はスポーツごとにどちらの能力が求めらるか考えてみます。スポーツはその特性によって、オープンスキルとクローズドスキルの2種類のスキルが求められます。オープンスキルは、外的要因によって左右される技能。その傾向が強いスポーツはサッカー、バスケ、剣道などの対人スポーツ。これらは相手によって反応する方向や強さ、タイミングを変えなければならないので、選択反応能力が求められます。サッカーのPKやバスケのリバウンドへの反応などが挙げられます。一方クローズドスキルは、外的要因で左右されない技能。その傾向が強いスポーツは、陸上、体操、縄跳びなど。これらのスポーツは合図が一定ですので、単純反応能力が求められます。陸上や水泳のスタート、長縄の8の字跳びに入る動きなどですね。幼児期のうちに、どちらの反応能力も愉しみながら鍛えておけば、専門スポーツにもスムーズに入っていくことができますよ。
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Jungle(3歳児)クラス 活動報告
【安全地帯が大事】
寒い朝でしたが、公園でPEを行い、たくさん走って温まりました。今回は①ミニコーンをジャンプ、②ミニコーンを回る、③島渡り鬼を実施。前回「鬼にタッチされたらゲーム終了の鬼ごっこ」「氷鬼」「増やし鬼」まで実施していました。今回はタッチしたら鬼がかわる「かわり鬼」を実施したかったのですが、公演工事の関係で、使える範囲が狭く断念。その代わりに「島渡り鬼」を実施。ミニコーンで1.5m四方のエリアを作り、そこを島に見立てます。島の中は鬼にタッチされません。島から出て別の島へ移動する時は鬼がタッチできます。子供たちは鬼の動きをよく見て、鬼がいない時に別の島へ移動していました。3歳児にとって「鬼の位置を見る」「友達の位置を見る」「走って逃げる」という複合的な動きは難しいものです。島というタッチされない安全地帯を作ることで、鬼の場所を確認でき、次の島へ移動するチャレンジ精神が生まれます。子供が新しいことにチャレンジするためには、家庭という安全地帯が必要なのと同じです。安全地帯があることで心が満たされ、次のチャレンジに踏み出せるのです。これからもPEの時間は、心から愉しめる「安全地帯」でありたいと思います。
*今回は動画はありません -
Mountain(4歳児)クラス 活動報告
【得点を数える難しさ】
急に寒くなった12月。今回も公園でPEを実施し、寒さに負けず走り回りました。①ミニコーンをジャンプ、②島渡り、③島渡り鬼を行いました。ウォーミングアップとして、ミニコーンを両足で跳び越え。1回跳び越えたら別のコーンへ移動します。両足で揃えて跳び越えることが鍵です。助走から両足揃えた踏み切りは、跳び箱の踏み切りと同じ動き。この動きができると、跳び箱で腰を高く上げることができ、開脚跳びなどの跳び方が上達します。実は運動はすべてつながっているのです。その後に行った島渡り鬼。ミニコーンで1.5m四方のエリアを複数作り、そこを島にします。島の中は鬼にタッチされません。島から島へ移動できたら1点もらえますが、島から出ると鬼にタッチされる可能性があります。鬼がどこかを確認しながら、鬼がいない時に移動して得点を稼ぎます。そして最後に得点発表。「15点!」と言った子の次の子に聴くと「16点!」。次の子は「17点!」。大人が全員の子の得点を数えることは不可能なので子供を信頼します。もしかしたら勝ちたくて事実とは異なる得点を言ったかもしれません。もしかしたら本当に覚えていなかったのかもしれません。そして本当にその得点だった可能性も十分にあります。その得点を発表した理由は子供によって異なります。今は、正しいかどうかを正確に確かめるよりも「自分の得点を自分で数える」という経験の方が大切。これからも子供たちが愉しく数える経験が積めるように、活動を進めていきます。【動画資料】コーンジャンプは跳び箱の踏み切りにつながります -
Sky(5歳児)クラス 活動報告
【作戦会議と役割分担】
12月に入り急に寒くなりましたが、元気いっぱいに公園でPEを実施しました。①四角鬼ごっこ(2種類)、②スポーツ鬼ごっこを行いました。四角鬼ごっこは、まず1.5m四方の四角のエリアの外側を、周って逃げる鬼ごっこを実施。四角のエリア内は侵入禁止、四角から大きく離れてもいけません。反対方向への素早い切り返しができると、タッチすることができます。次は同じ広さの四角の外から手を伸ばしてタッチしてくる鬼を、四角の中だけで逃げるという鬼ごっこです。鬼に正対し、鬼の動きに応じて避ける感覚を鍛えました。詳しくは動画をご覧ください。その後、前回の活動に引き続き、スポーツ鬼ごっこを実施。数的同数の2チームで、相手のタッチを避けながら、相手陣地内にある宝物を取ります。前回実施していたこともあり、チーム内で攻撃する子と守備をする子に役割分担をしたようです。最初は白チームが優位でしたが、作戦会議を経て赤チームが逆転!作戦会議による役割分担が功を奏しました。年長児ならではの「話し合い」。今後も取り入れていきます。【動画資料】四角鬼ごっこ2種類まとめ
株式会社コーディスポーツ
体育講師 Shuhei先生
coordisportsホームページ
■書籍
動画でわかる! 小学校体育 コーディネーション運動50 (体育科授業サポートBOOKS)
1年間まるっとおまかせ! 小学1・2年担任のための学級あそび大事典 (共著)
1年間まるっとおまかせ! 小学3・4年担任のための学級あそび大事典 (共著)
1年間まるっとおまかせ! 小学5・6年担任のための学級あそび大事典 (共著)