電気の仕組みに迫る体験型プロジェクト(1年生)

昨年度、CGKインターナショナルスクールのアフタースクールの木曜1年生クラスでは、「電気とは何か？どのように働くのか？」という問いからスタートし、ワクワクするような電気の学びの旅に出かけました。静電気や回路、電気部品について、子供たちは実際に手を動かして実験しながら探究を進め、数週間かけて観察から最終的には本格的な電気工作まで取り組みました。

最初は、風船を使って髪の毛を逆立てたり、水の流れに影響を与えたりと、静電気の不思議を体験。好奇心が高まる中で、次第に電気が日常生活でどのように使われているかに注目し、校内の電子機器を見つけて観察しました。その後、回路づくりに挑戦し、電池・コード・電球を使ったシンプルな回路を初めて組み立てました。週ごとに、スイッチや回路図、直列回路と並列回路の違いについて学び、試行錯誤を通して理解を深めていきました。

そうして得た知識を活かして、子供たちは最終プロジェクトに取り組み、自分だけの電気工作をデザインして制作。電池で動く電気自動車、LEDライト付きのヘリコプター、きのこ型のナイトランプ、色とりどりの懐中電灯など、創造性と問題解決力を発揮したユニークな作品が完成しました。

プレゼンテーション当日には、それぞれが重要な電気部品を使った回路を一から組み立て、保護者の前で実演。来校した保護者の皆様に、自分たちで作った回路に触れてもらいながら、子供たちは自信満々に説明をしていました。そしてイベントの最後には、自動車やヘリコプター、懐中電灯、ランプを実際に動かして見せるライブデモンストレーションを行い、子供たちの誇らしげな姿が印象的でした。

このプロジェクトは、単に電気について学ぶだけでなく、探究心、チームワーク、そして創造力を育む貴重な機会となりました。自分の学びに主体的に取り組み、問題を解決しながら家族ともつながる姿に、私たちも胸が熱くなりました。子供たちの努力をとても誇りに思うとともに、この探究心が今後どんな成長につながっていくのか、楽しみでなりません。