【動画】アフタースクールレッスン紹介 "Moral Education"
CGKアフタースクールでのレッスンの様子をお伝えします。
この日のProject Workは、
【Moral Education】
日本語では道徳教育やモラル教育とするとイメージしやすいでしょうか。
ScienceやSocial Studiesという科目も子供たちの興味を引き、楽しい科目なのですが、これから大きな社会、世界に飛び立っていく子供たちに思いやりや人間力も成長させて欲しいと思いこの科目を取り入れました。
この科目では、"Peace" "Respect" "Happiness"などという少し抽象的なテーマを取り上げていきます。
言葉で説明することが少し難しいですが、子供たちはこの抽象的な内容を物語や劇を通して体験しながら学んでいきます。
この日は寓話について学び、物語に込められた意味を子供たちと読み解きました。
取り上げた物語は、"The Lion and the Mouse" 「ねずみの恩返し」と "The Hare and the Tortoise" 「うさぎとかめ」です。
寓話=Fableは、動物たちが出てきて私達に大事なことを教えてくれ、一つ一つの物語には初めと、中間、終わりがあります。
また家族や親戚の人々によって代々伝えられていく物語もあります(民話=Folktale)。
このように物語に関連する言葉を子供たち一人一人が自分の言葉でまとめていきました。
少し難しかったので、"What should I write?" などBobby先生にたくさん質問したり、お友達と助け合っている様子が見られました。
最後には自分が担当した言葉を発表し、きちんと説明することができていました。
大人でも「寓話」や「民話」という単語を説明することは難しいですよね…。
そして物語を再度読み、どんな意味が込められているのか話し合いました。
「ねずみの恩返し」では、「小さくても誰かを助けることができる!」
「うさぎとかめ」では、「遅くても勝つことができる!」
という意見が出ていました。
まだまだ深く読み取るといろんな教えが隠れていそうなので、時間がたってから子供たちと読み返すのも面白そうですね。
最後にレッスン内容の復習です。
今回は、"Moral Education"の様子でしたが、理解したことを表現する力や物語を読み解く力など子供たちの成長をまた一つ見ることができました。
引き続き、モラルについて楽しく学んで行きます。
著者プロフィール
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末木オウヨン小枝 - スクール・ディレクター (日本)
CGKインターナショナルスクールのスクール・ディレクター。
大学時代は、アメリカの大学へサッカー留学(4年間)し、全米で優勝の経験を持つ。
CGKプリスクール・CGKアフタースクールでの保育士とマネジメントの経験を経て、CGKインターナショナルスクール全体のディレクターへ。