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「オリジナルポケモンワールドを作ろう」

アフタースクール 2023.12.01

CGKアフタースクールでのレッスンについて紹介いたします。
アフタースクールではオリジナル探究活動をベースにしたレッスンを行っています。

各プロジェクトにはドライビングクエスチョンと呼ばれるテーマが決められていて、1年生クラスの今回のテーマは「ポケモン 」でした。生徒たちはこのテーマに沿って議論をしたり、リサーチをしたりして学んでいます。一つのプロジェクトは3~4ヵ月に渡って取り組まれ、先生たちは生徒たちの興味をもとにレッスンをガイドしていきます。

それでは先生によるレポートを紹介します。

1,2週目

まず子供たちは自分たちのプロジェクトトピックを選びました。このプロジェクトは「スチューデントチョイス」と呼ばれ、子供たちはそれぞれ学校に行く理由や時間の重要性など、面白いトピックを提案しました。結果、彼らは「ポケモン」に興味を持ち、これを学びたいという共通の関心を見つけました。

「ポケモン」を選んだ後、子供たちはポケモンの歴史を学び、将来のトピックのアイデアを出し合いました。クラスが始まると、ポケモンの定義を振り返り、その背後にいるクリエイターやポケモンがどのように成長してきたかについてのプレゼンテーションが行われました。その後、生徒たちはポケモンのクイズに挑戦し、楽しさと学びの経験を共有しました。

 

3,4週目

「ポケモン」のデザインについて議論し、ポケモンが実際の人物や動物から着想を得ている事実を知りました。ウォームアップゲーム「シャレード」を通じて、動物の動きからデザインアイデアを引き出す練習をし、ポケモンのデザインが実際の動物や物体からどのように影響を受けているかを示しました。その後、生徒たちは主なポケモンのリストを渡され、各ポケモンが何からインスピレーションを受けているのか探究しました。

 

4,5週目

第5週から、生徒たちはポケモンのタイプとデザインについて学び、自分自身のポケモンデザインを考える課題に取り組みました。生徒たちはお気に入りのポケモンのタイプを使用したゲームを楽しみ、タイプごとのデザイン要素を探求しました。次に、彼らは独自のポケモンをデザインし、それぞれがオリジナリティー溢れるデザインを作り上げました。 その後、ポケモンの外観をイメージし、OpenAIを使用して美しいアートワークに仕上げました。また、完成したデザインからポケモン特徴や背後にあるストーリーを考えました。

 

6,7週目

第6週からは、自分たちのポケモンの地図を作成しました。子供たちはポケモンがどこで見つかるか、どのように広がるかについて議論し、地図に必要な要素を追加していきました。地域内の生態系を結ぶ道路ネットワークも作成し、オリジナルのロゴをデザインしました。子供たちはこのオリジナルの地域を「CGK地域」と名付けました。 その後、各地域内に生息するポケモンのピクセルアートを作成し地図は完成しました。

 

8~最終週

この週からは、ポケモンを捕獲するデバイスである「ポケボール」について学びました。ポケボールの種類やデザインについて議論し、子供たちは自分たちのポケボールをデザインしました。最終的に、子供たちは自分たちのポケモンの3Dモデルを作成し、これには粘土モデリングを使用し、オリジナルのデザインを忠実に再現しました。各ポケボールは素晴らしい出来栄えで、クリエイティブなプロジェクトが一歩進化しました。

「ポケモン」を通じて学び、探求し、クリエイティブなプロジェクトを進めるこの学習の旅は、子供たちに様々なスキルを身につけさせ、楽しみながら成長する機会を提供しました。このプロジェクトを通じて子供たちはクリエイティブな思考、調査能力、プレゼンテーションスキル、デザインのスキルを磨くことができました。こうした学びの環境で、彼らは新たな知識を楽しみながら吸収し、将来の成長に備えています。ポケモンを通じて学ぶクリエイティブな学習の旅は、子供たちに素晴らしい経験と学びの機会を提供してくれました。

著者プロフィール

Reyes  -  アフタースクール・先生  (アメリカ)us

CGKインターナショナルスクール・アフタースクールの教師。アメリカ出身。
国際関係とグローバル・スタディーズを大学で専攻後、日本で12年の教職経験あり。

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