子供が外遊びするメリット~4つに分けて解説~
当校CGKインターナショナルスクールのプリスクール(英語保育園)では、多くの保護者の方々と話す機会があり、保育や教育に対しての様々な考えを耳にします。
その中の大きなテーマとして、「外遊びの重要性」というものがあります。
幼少期(そして小学生以上も)における成長において、狭い室内ではなく、外に出て、様々な世界を見て、触れて、感じることは、教育者が何かを伝えることよりも大きなメリットが時としてあります。
英語教育やIT教育、受験対策などの特徴ある部分だけではなく、子供たちの健やかな成長という点で、やはり「外でたくさん体を動かして遊ぶ」という点を大事に考えている保護者の方は多いのではないでしょうか。英語教育を目的とした園によっては、英語のレッスンに力を入れて、外遊び・公園遊びのメリットをあまり重視していない園もあるため、園を選ぶ際には注意が必要です。
では、外遊びが大切な理由を見ていきましょう。
外遊びが大切な理由
体力がつき健康な体をつくることができる
子供たちにとっては、散歩先の行き帰りを歩くだけでもかなりの体力を使います。また散歩先(公園など)で遊ぶことでさらに体力もついていき、健康な体をつくることができます。戸外に出かけることで気温の変化を肌で感じることもできますし、遊んで汗をかくことで基礎代謝、体温や血圧の調整能力など自律神経の向上にもつながっていきます。
社会を知ることができる
交通ルールを知り、守ることや、社会の中で働いている人たちを見ることで、自分たちの生活を支えているものや社会のルールを知ることができます。
例えば、植木の手入れをしている人を見つけ、声をかけてみることで、草花の手入れの仕事をする人を知ることができ、また草花を大切にしようとする気持ちも芽生えます。
生活のリズムを整える
日中に太陽の光をたくさん浴びることで、「日中は活動、夜は眠る」というリズムが整い、睡眠の質も高めます。
脳を活性化させ、認知能力も育む
集中力を高めるためには、「机に向かっての活動で」と考える方も多いかと思いますが、集中力を高めるためには、体を動かして遊び、前頭前野を活性化させることが大切です。思いきり体を動かす戸外活動により五感を活用し、神経を刺激することで活性化されます。また、戸外で遊ぶことで危険予測や状況判断といった脳の発達を促すことができます。
また、自ら遊びを見つけ、ルールを設定したり、遊び方を考えたりすることで想像力を身につけることもできます。
おわりに
CGKプリスクールでは、英語教育を行うスクールではありますが、子供の健やかな成長を促す「保育」も大事にしています。だからこそ外遊びを大切に考えているのです。
もちろん外遊びをすることで学ぶことができる英語もたくさんあります。
例えば、室内で"hot", "cold"という単語を子供たちに教えようとすると、暑そうにしている人・寒そうにしている人の絵を見せることになります。しかし、それでは子供たちにはその絵の何が"hot", "cold"を示してるのか理解しづらくなります。しかし、夏に外に出れば、たくさんの汗をかき"hot"という言葉を体験として学ぶことができます。また、冬に外に出れば、冷たい風に吹かれ"cold"という言葉が自然と出てきます。そしてそれに関連して"windy", "jacket"など、様々な言葉を自然な会話の中で学ぶことができます。
これらは言葉としてだけではなく、体験として学んだ「生きた英語」になりますので、さらに身につきやすくなります。
子供たちの「心身の健やかな成長」を大事にしながら、これからもグローバル教育をCGKでは実践していきます。
著者プロフィール
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Reiko - プリスクール・副スクール長 (日本)
CGKインターナショナルスクール2016年開校時からのオープニングメンバーであり、現プリスクール・副スクール長。保育士。
認可保育園での勤務後、ビクトリア(カナダ)へ海外留学。帰国後は、インターナショナル・プリスクールにて主任の経験も。大のディズニー好き。