【CGK × Primo】子どもたちに本物の体験を!イタリアンレストランでキッチン見学とフルコース料理を
毎年行っているイタリアンレストラン「Primo(プリモ)」様のイベントは、参加希望者が増え、今年は2週にわたって開催されました。
このイベントは、CGKインターナショナルスクールの理念である「子どもたちに本物の体験」を実現するために、第一期生のご家庭からの紹介で始まりました。それ以来、毎年CGKのために特別メニューを提供していただいています。
イベントでは、子どもたちも大人と同じようにフルコースの料理を楽しむため、テーブルに数セットのフォークやナイフがセットされます。しかし、テーブルマナーを守ることが目的ではなく、普段では体験できない特別な時間を過ごしてほしいというのが、レストランとCGKの共通の思いです。
子どもたちは席に着くと、たくさんのフォークやナイフに大興奮。すぐに手に取って音を鳴らしたり、並べ替えたりしていました。本来ならマナーとしては控えるべき行動ですが、これも子どもたちにとっては貴重な体験です。「なんでこんなにたくさんあるの?」という疑問から「これは料理によって順番に使うんだよ」と、保護者との会話が生まれました。
さらに、このイベントの魅力の一つは、食事だけでなく、キッチンの見学もできることです。フルコースの料理なので、次の料理が出てくるまで少し時間があります。その間にキッチンを見学し、シェフがどのように料理を作り、盛り付けているのかを間近で見ることができます。子どもたちから「この白いのは何?」と疑問が出た際には、「シェフに聞いてみよう!」と、キッチン内に話しかけ、その答えを聞くことができました。このように子どもの興味が沸いたときが、学びの最高のタイミングです。
そのほかにも「これは何に使う道具?」や「シェフは嫌いなものはあるの?」と、たくさんの質問が飛び交いました。シェフの方々は、普段は見学されることが少ないため緊張されたかもしれませんが、子どもたちの質問に一生懸命耳を傾けてくださり、温かく答えてくださいました。
CGKが体験を重視しているのは、子どもたちが学ぶときに教えるのではなく、自ら感じ取ってほしいからです。このイベントがきっかけとなり、子どもたちが料理に興味を持ったり、食事を楽しんだり、もしかしたら将来レストランで働くことに繋がるかもしれません。今回のイベントがただ「食事がおいしかったな」と感じるだけでも、十分に価値があります。その時間が特別なものとなり、参加者が楽しい気持ちで過ごせただけでも大成功です。
保護者の方々にとっては、ガラスの食器が並ぶ中で小さなお子さまと食事をすることに少しヒヤヒヤする場面もあったかもしれませんが、お子さまと他のご家族と楽しい時間を過ごしていただけたのであれば、とても嬉しく思います。
著者プロフィール
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Reiko - プリスクール・副スクール長 (日本)
CGKインターナショナルスクール2016年開校時からのオープニングメンバーであり、現プリスクール・副スクール長。保育士。
認可保育園での勤務後、ビクトリア(カナダ)へ海外留学。帰国後は、インターナショナル・プリスクールにて主任の経験も。大のディズニー好き。