フランス人シェフによるクッキングレッスン ~にんじんプリン~
プリスクール
2017.07.04
2017年度より、年間を通しての食育が始まりました。
日々の生活や食事の中でも、食べ物の大切さやマナーを子供たちには伝えていますが、この年間を通しての食育は、フレンチレストランのオーナーとの共同計画となっています。
一年間を通して、食材に興味を持ったり、シェフと一緒にクッキングをしたり、テーブルマナー、野菜の収穫、職業体験を通してお客さんとサーバーやシェフなどの役割を知り、一年間のまとめとして、フレンチレストランで親子で食事をすることを目標としています。
そして、今回はフレンチシェフを招いてのクッキングレッスンを行いました(フランス人シェフと日本人シェフの夫婦で来て頂きました)。
Jungleクラス(3歳児クラス)の子供たちは、フランス語で挨拶をしようと、先週から“bonjour (Good morning)” “Merci (Thank you)” “C’est bon (Yummy)” “Au voir (Good bye)”を練習してきたので、クッキングは “bonjour” の挨拶から始まりました。
フランス人のジョン シェフがフランス語で自己紹介をした時の子供たちの反応は、「自分たちの知らない言葉を話してる!」という感じでした。それは子供たちが瞬時に、英語でも日本語でもない他の国の言葉に気づいたからこその反応でした。
まず始めに、今日のメニューの試食。何が入っているかを伝えずに食べてもらい、何が入っているかを当ててもらいました。オレンジ色をしているからか、ほとんどの子供たちは「オレンジ!」と言っていましたが、中には「ミルク」と答えている子もいました。
試食後は、答え合わせ。シェフが取り出したにんじんを見ると、少しショックを受けたようでした(誰もにんじんだとは思っていなかったので)。
にんじんだと知る前は、「甘い!」「おいしい!」と喜んでいたので、先入観がとても影響していることを感じました。
今回は、Jungleクラス(3歳児)とOceanクラス(2歳児)の混合グループでクッキングを行いました。シェフから「これから卵を割るので、誰が割るか決めてくださいね」と言われると、各グループごとに先生と一緒に役割分担をして作業を進めていました。最後は「液体から固体に変わるのは卵を入れたから」とシェフに教えてもらいながら、プリンの状態が変わったことを確認し、プリンの完成です。
今回のクッキングは「にんじんを擦る」「卵を混ぜる」「容器に移す」などの工程は、日本語と英語で行ったので、子供たちは両言語でクッキングを楽しむことができました。
子供たちが作った「にんじんプリン」は、その日の子供たちのおやつになりました。自分たちで作ったということは、子供たちにとってはとても特別なことで、“Yummy!”と嬉しそうに食べていました。やはり、にんじんが苦手な子もいましたが、自分たちで作ったということで、少しだけでも食べていた姿を見ると、このクッキングレッスンには大きな意味があったと言えます。
クッキングのレッスンは、子供たちにとっても良い体験であり、学習でもあります。調理工程を楽しむこともそうですが、英語で行うことにより、普段のレッスンでは学ぶことができない(学ぶ機会がない)言葉や表現を、体験を通して学ぶことができたり、役割分担を行うことで社会性やコミュニケーション力も身に付けることができます。年長児クラスになれば、文字も読めるようになってくるので、簡単な英語レシピを自分たちで読み、役割分担をしながらクッキングレッスンを行います。
一つのレッスンからでも学べることはたくさんあるので、一つひとつのレッスンで最大限できるカリキュラムで、子供たちがたくさん学べるようにしていきます。
★食育年間プラン共同計画者のお店★
「Le Salon de Légumes(ル サロン ド レギューム)」
※馬車道駅近く。一流ホテルで経験を積んだシェフと地野菜の秘めた力を優しい味わいのライトフレンチで。
★フランス人シェフ(レッスン講師)のお店★
「Le Bouquet Garni(ル ブーケガルニ)」
※日本大通り駅近く。横浜で唯一フランス人シェフが腕を振るうカジュアルフレンチのお店。
日々の生活や食事の中でも、食べ物の大切さやマナーを子供たちには伝えていますが、この年間を通しての食育は、フレンチレストランのオーナーとの共同計画となっています。
一年間を通して、食材に興味を持ったり、シェフと一緒にクッキングをしたり、テーブルマナー、野菜の収穫、職業体験を通してお客さんとサーバーやシェフなどの役割を知り、一年間のまとめとして、フレンチレストランで親子で食事をすることを目標としています。
そして、今回はフレンチシェフを招いてのクッキングレッスンを行いました(フランス人シェフと日本人シェフの夫婦で来て頂きました)。
Jungleクラス(3歳児クラス)の子供たちは、フランス語で挨拶をしようと、先週から“bonjour (Good morning)” “Merci (Thank you)” “C’est bon (Yummy)” “Au voir (Good bye)”を練習してきたので、クッキングは “bonjour” の挨拶から始まりました。
フランス人のジョン シェフがフランス語で自己紹介をした時の子供たちの反応は、「自分たちの知らない言葉を話してる!」という感じでした。それは子供たちが瞬時に、英語でも日本語でもない他の国の言葉に気づいたからこその反応でした。
まず始めに、今日のメニューの試食。何が入っているかを伝えずに食べてもらい、何が入っているかを当ててもらいました。オレンジ色をしているからか、ほとんどの子供たちは「オレンジ!」と言っていましたが、中には「ミルク」と答えている子もいました。
試食後は、答え合わせ。シェフが取り出したにんじんを見ると、少しショックを受けたようでした(誰もにんじんだとは思っていなかったので)。
にんじんだと知る前は、「甘い!」「おいしい!」と喜んでいたので、先入観がとても影響していることを感じました。
今回は、Jungleクラス(3歳児)とOceanクラス(2歳児)の混合グループでクッキングを行いました。シェフから「これから卵を割るので、誰が割るか決めてくださいね」と言われると、各グループごとに先生と一緒に役割分担をして作業を進めていました。最後は「液体から固体に変わるのは卵を入れたから」とシェフに教えてもらいながら、プリンの状態が変わったことを確認し、プリンの完成です。
今回のクッキングは「にんじんを擦る」「卵を混ぜる」「容器に移す」などの工程は、日本語と英語で行ったので、子供たちは両言語でクッキングを楽しむことができました。
子供たちが作った「にんじんプリン」は、その日の子供たちのおやつになりました。自分たちで作ったということは、子供たちにとってはとても特別なことで、“Yummy!”と嬉しそうに食べていました。やはり、にんじんが苦手な子もいましたが、自分たちで作ったということで、少しだけでも食べていた姿を見ると、このクッキングレッスンには大きな意味があったと言えます。
クッキングのレッスンは、子供たちにとっても良い体験であり、学習でもあります。調理工程を楽しむこともそうですが、英語で行うことにより、普段のレッスンでは学ぶことができない(学ぶ機会がない)言葉や表現を、体験を通して学ぶことができたり、役割分担を行うことで社会性やコミュニケーション力も身に付けることができます。年長児クラスになれば、文字も読めるようになってくるので、簡単な英語レシピを自分たちで読み、役割分担をしながらクッキングレッスンを行います。
一つのレッスンからでも学べることはたくさんあるので、一つひとつのレッスンで最大限できるカリキュラムで、子供たちがたくさん学べるようにしていきます。
★食育年間プラン共同計画者のお店★
「Le Salon de Légumes(ル サロン ド レギューム)」
※馬車道駅近く。一流ホテルで経験を積んだシェフと地野菜の秘めた力を優しい味わいのライトフレンチで。
★フランス人シェフ(レッスン講師)のお店★
「Le Bouquet Garni(ル ブーケガルニ)」
※日本大通り駅近く。横浜で唯一フランス人シェフが腕を振るうカジュアルフレンチのお店。
著者プロフィール
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Reiko - プリスクール・副スクール長 (日本)
CGKインターナショナルスクール2016年開校時からのオープニングメンバーであり、現プリスクール・副スクール長。保育士。
認可保育園での勤務後、ビクトリア(カナダ)へ海外留学。帰国後は、インターナショナル・プリスクールにて主任の経験も。大のディズニー好き。