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マイクロプラスチックの万華鏡作り

プリスクール 2022.09.01

CGKプリスクールのSkyクラス〈年長〉の日本語の時間では6月から8月までの間、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」を主軸に、海の豊かさやそれが当たり前ではなくなってきている現状、私たちが取り組めること等を学んできました。

水族館見学(八景島シーパラダイス)や、海の生き物製作を通して海が生き物の大切な住処であり、私たちの生活にも大きな恵みを与えてくれていることを再確認し、8月は「海洋プラスチック問題」に焦点を当てたレッスンへと入っていきました。

レッスンの一環として今回は、かながわ海岸美化財団のご協力の元、「マイクロプラスチックの万華鏡作り」のワークショップを行いました。かながわ海岸美化財団からはまさえ先生・けんじ先生の2名が来てくださり、まずはイルカの赤ちゃん「Kちゃん」の動画を見せてくれました。

人が捨てた釣り糸が尾びれに絡まり、食い込んでいく痛みから泳ぐこともままならなくなり、衰弱していってしまうイルカの実話なのですが、それまでのレッスンでも人が捨てたプラスチックが生き物を苦しめている現状を知っていた子ども達は、真剣な表情で見入っていました。

 

   

そして、子ども達のテーブルに置かれたのはトレーいっぱいのカラフルなマイクロプラスチックです。その色鮮やかな見た目から喜ぶ子ども達ですが、正にそれらが「マイクロプラスチック」なのだと知ると、その量と子どもたちの予想よりも小さなサイズだったようで、「なんでこんなに小さくなっちゃうの?」、「え!これがずっと海に残っちゃうの!?」と様々な声が挙がりました。万華鏡の肝となる中身選びには特にウキウキした姿を見せていたのですが、子ども達がどの色を使うか迷うほど本当に様々な色・形のマイクロプラスチックがあります。それだけ、無責任に捨てられたプラスチックが海を漂流していたのだなと痛感させられました。

 

子どもたちは、海の環境が人の手によって壊されていることそれが海の生き物や私たち人間にも影響が繋がっていくことを体験を交えながら学びました。そのような環境を改善していくために私たちに何が出来るのかについても話し、「ペットボトル飲料水の代わりに水筒を持参する」「ごみの分別」「地域のゴミ拾い活動」等、実は既に実践していることが多くあること、それを継続していくべきであることに気付いた子どもたち。SDGsをきっかけに子どもたち自らが学びを通して気づきを得る経験をサポート出来たことは大きな収穫となりました。

著者プロフィール

Nahoko  -  プリスクール・先生  (日本)JAPAN

CGKインターナショナルスクール・プリスクール4歳児クラスの担任教師。
認可保育園での勤務後、バンクーバー(カナダ)へ海外留学し、現地でのチャイルドケアにて勤務経験有り。

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