スペインサッカー教室 ~異文化学習~
一昨日は、待ちに待ったサッカー教室。
コスモグローバルキッズの7月のテーマ国である「スペイン」で、もっとも人気のあるスポーツがこのサッカーです。
子供たちは“soccer”という単語は知っていても、実際にサッカーを体験したことがなかったので、通常のレッスンを外れて、サッカー教室を行うことにしました。
そこで今回は、今月のスペインのゲスト講師として土方周宏(ひじかたのりひろ)さんに来ていただきました。
土方さんは、スペインでの3年間のサッカー留学経験だけでなく、イタリアやアルゼンチンでもプレー経験があり、今では、「SS伊豆」というサッカーチームをGM(ジェネラルマネージャー)として立ち上げ、Jリーグ昇格を目指して、日々活動しています。
この「SS伊豆」では、サッカーだけではなく、スポーツや英語を通して、地域密着の活動を行っており、地域の大きな応援の後押しを得て、活躍されています。
15歳の時にサッカー留学でスペインへ渡った土方さん。
最初は3ヵ月間の滞在予定が、最終的には3年という長い間スペインで暮らしたそうです。
スペイン語がまったくのゼロの状態で行ったそうですが、3年で、スペイン語を習得されました。
スペイン語のベースがゼロの状態で行くことは大きなハンディだと思いがちですが、土方さん曰く、「スペイン語が全く話せない状態でスペインに行ったことが、言語を習得する上で良かった」とのことです。
それは、何もベースが無いからこそ、「ネイティブの話す言葉に集中」し、「ネイティブの話し方を真似する」ことを徹底してやることができたから。そのように、乳幼児期に子供たちが言語を習得するのと同じ方法でスペイン語習得に励んだ結果、スペイン人からも、「君のスペイン語は素晴らしい。日本人の話すスペイン語とはまったく違う」と言われるようになったそうです。
コスモグローバルキッズの行う早期幼児英語教育のお墨付きのようなお話で、大変励みになりました。
土方さんは常に辞書を持ち歩き、街で見つけたものの名前を調べたり、時には、店員さんに辞書を渡して指差しをしてもらったりなど、とにかく「分からないことを分からないで終わらせない」姿勢を持ち続けたことが、語学習得の近道であったので、子供たちにおいても、分からないことを知ろうとする「知的探究心」が何よりも大事だと感じました。
コスモグローバルキッズでの異文化学習とアクティブラーニングを通して、さらに子供たちの「探究心」を伸ばしていきたいと思いました。
さて、一昨日のサッカー教室の中では、最初、自己紹介とウォーミングアップから始まり、簡単なスペイン語も交えながらボールを使った運動を楽しみました。
一つのアクティビティにも、色々な動きを取り入れ、子供たちはまったく飽きること無くとても楽しんでいて、いつもは30分ほどの体育ですが、1時間近くやっても子供たちはずっと笑顔、笑顔♪
土方さんには、「まだ2歳児なのに、ちゃんと指示に従い、集中して目標に向かって(ボールを蹴って的に当てるなど)行動できていた」とお褒めの言葉を頂きました!
「2歳児の子供たちにも、一つのボールでこれだけのアクティビティができるのか」と、私たち先生も感心しきってしまい、これからの普段の体育レッスンに取り入れるのが楽しみです。
平日・週末関係なくフル稼働の土方さん。
サッカークラブ運営、幼児運動教室、国際交流、スペイン関連事業等、何事にも熱い情熱のもと活動されている土方さんの活動を応援されたい方は、ぜひ以下のHPをご覧ください。