クッキング~さつまいもケーキ~
10月の出席カードにさつまいもの絵が描かれているのを見て、子供たちは「さつまいもだ!」と大喜びしていました。そこから「じゃあ、このさつまいもを使ってケーキを作ろう」ということで、このクッキングの計画が始まりました。
今回作ったのは「さつまいもケーキ」です。
まずは作り方の説明から。レシピを見せながら説明すると、子供たちはよく話を聞いていました。この時に使う調理器具の紹介もしました。それぞれの調理器具の名前や用途を子供たちに聞いてみると「お家にもある!」「まぜるやつ!」などと一生懸命答えてくれました。今回は日本語ですが、これが英語になった時に子供たちは知っている単語を使って何とか説明しようとします。このようなレッスンをすることで、子供たちは自発的に英語を使おうとし、英語力がどんどん伸びていくのです。
次はさつまいもの観察です。本物のさつまいもを手にすることで、手触りや、重さ、硬さ、匂いなどを体験することができます。
そしていよいよクッキング開始!
まずは先生と一緒にさつまいもをサイコロ状に切っていきます。(一人では包丁を使ってはいけないことは説明してあります。)切っただけの硬いさつまいもと、レンジで加熱して柔らかくなったさつまいもを触り比べたりするのも、子供たちは楽しんでいました。
次にホットケーキミックスと卵、牛乳を「10を数えたら次のお友達に交代」とルールを決めて、交代で混ぜていきました。あとは生地を型に流し込んでレンジに入れるだけ!
できたケーキをどう分けるか話し合うと“その場にいなかった先生にも分けてあげる”という優しい意見が出たので、CGKにいるすべての先生にケーキを分けてあげました。牛乳パック1個分もあったケーキもみんなで食べきってしまいました!
クッキングでは料理の方法を学ぶだけではなく、発言力を養ったり、数字を学ぶことができます。例えば材料の卵を使って「10個入りの卵パックから2個卵を使ったら何個の卵が残りますか?」という数を学ぶこともできます。これはワークシートで行う計算と違い、本物を見て学ぶので数を実感しやすくなります。
年長にもなると(前のスクールの話ですが)、文字が読めるようになるのでレシピを見ながら子供たちだけで料理をすることができるようになります。この活動の中で必要なのはミュニケーション力です。みんなでやるためには、話し合って役割分担をしたり、積極的に発言・行動することも重要になってきます。
このようなアクティブラーニングを大切に子供たちの言葉とコミュニケーション能力を育んでいきます。