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Professional Development Day:IB学習コミュニティとして実践を深める一日

共通 2025.12.17

2025年11月30日、CGKインターナショナルスクールのプリスクール・初等部・中等部の教師が一堂に会し、初めての「Job-a-like形式」によるプロフェッショナル・ディベロップメント(PD)デーを実施しました。この形式では、教師同士が直接学び合うことができ、それぞれの強みや専門性、情熱を共有し合う機会となりました。学びはコミュニティの中でこそ最も深まる、という私たちの信念を改めて実感する一日となりました。

一日の始まりはモーニングミーティングからスタートしました。日々子供たちに大切にしている「つながり」や「心の準備」を、教師自身が体験する時間です。挨拶や参加型のゲーム、振り返りの問いを通して、安心感や見通し、学ぶ準備が整った教室文化をどのように築いているのかを改めて探究しました。

p>午前中は、教師主導による複数のワークショップを同時開催しました。あるグループでは、レッジョ・エミリア・アプローチに着想を得た環境づくりやルーズパーツについて探究し、教材や素材がどのように探究のきっかけ(provocation)となり、探究の単元を深めていくかを話し合いました。別のグループでは、効果的な朝のルーティンに焦点を当て、自立性を高め、移行をスムーズにし、学習者の主体性を育むための実践を共有しました。

次のワークショップでは、教師が二つのセッションから選択しました。一つは幼児期におけるフォニックスやリテラシーセンターをテーマに、遊びを通した発達段階に適した読み書きの実践について学ぶセッション。もう一つは、教師自身の成長と発達に焦点を当て、レジリエンスやアイデンティティ、ウェルビーイングについて振り返るセッションで、振り返る実践者(reflective practitioner)としての役割を再確認しました。

午後は全教員が集まり、全体セッションを2つ実施しました。1つ目のセッションではIBのカリキュラムデザインに焦点を当て、概念理解、超教科的テーマ、明確な学習のねらいがどのように一貫性と意味のある学びを生み出すのかを確認しました。学年を越えた協働を通して、縦のつながり(バーティカル・アラインメント)や共同計画の在り方を深めました。

2つ目の全体セッションでは、IBの評価サイクルを軸に、評価と学びの可視化について探究しました。学びをどのように記録・共有するか、意味のあるエビデンスをどのように集めるか、そして評価が学びを中断するものではなく、継続的に学びを支えるプロセスであることを改めて確認しました。

一日の締めくくりには全員で振り返りを行い、それぞれの学びや新たな視点、今後すぐに実践できるアクションを共有しました。この対話を通して、「互いから学び合い、コミュニティ内の専門性を尊重し、CGK全体の教育と学びをさらに高めていく」という、この日の目的が改めて確認されました。

今回初めて実施したJob-a-like形式のPDデーは、CGKの中心にある協働の精神を体現する一日となりました。探究と振り返りを大切にし、子供も大人も学び続け、成長し続ける存在であるというIB学習コミュニティとしての私たちの姿勢を、改めて実感する機会となりました。

著者プロフィール

Renae  -  プリスクール・スクール長 兼 IB PYP 幼児教育コーディネーター  (オーストラリア)Australia

CGKインターナショナルスクール プリスクール・スクール長 / IB PYP 幼児教育コーディネーター。オーストラリア出身。
オーストラリアおよび日本の学校において、幼稚園児・小学生を対象に20年以上の教職経験を有する。初等教育学士号を取得し、プリスクールから小学校までを指導できる教員免許およびIB資格を保有。

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