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【バイリンガル】2歳児のトリリンガル事例も紹介

コラム

「日本語もまだあまり話せず、発話自体が少ない」子どもたち。
そういった子どもが時として存在する2歳児というタイミングですが、そんな幼少期からプリスクールで英語を学ばせるということについて考えていきたいと思います。

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保育園という環境での2歳というタイミング

実際にプリスクールに入園してまもない子どもたちを見ていると、色々と気付くことがあります。

まず、保育園という環境では、先生たちとのふれあい、そして他の子どもたちとのふれあいを通じて、園児はコミュニケーションを積極的に取り、自然と発話が促されます。

まだ発話もおぼつかず、英語学習には早いと思われる年齢でも、保育園やプリスクールに預けることによって、急速に言語能力が上達します。

そういった意味で、まだ日本語でも発話がおぼつかない段階でも、保育園やプリスクールにお子様を預けて、発話を促すというのは良い選択肢だと思います。

日本語だけではなく英語も

一方で、英語ではどうかというと、幼児がコミュニケーションを取ろうとするのは、もちろん日本語に限った話ではありません。

英語を始めとしたあらゆる言語において、同じことが言えます。

CGKインターナショナルスクールは、プリスクールもありますので、英語を中心に保育、そして教育を行っています。

まだ日本語の発話もおぼつかない子どもたちが、日本語を覚えるのと同じように英語を身につけ、英語で少しずつコミュニケーションを始めます。

CGKのネイティブ外国人講師は、実は日本語が話せる先生が多いですが、一日を通して日本語は全く使いません(スタッフ間でのやり取りや普段のミーティング含め)。

そうやって、スタッフ自身がしっかりとルールを徹底し、守っていると、子どもたちもネイティブ講師と話す際は、英語でコミュニケーションをしようとします。

この傾向は、2ヶ月もすれば出てくるようになり、同じ内容を伝えるにも、日本語の時間は日本語で、それ以外の時間は英語を使う、ということを子どもたち自身行っています。

日本語のベースがまだしっかりしていないからこそ、自然と英語が受け入れられ、インプット・アウトプットする際に障壁となる余計な知識がまだありません。

淀みなく自然と出てくる子どもたちの英語は、大人になってから英語を学習した人たちのそれとは、明らかに違います。

片方の言語に集中するのか、両方の言語を学ぶのか

職業柄、多くの外国人に会いますが、日本に住んでいる外国人は、バイリンガルどころか、トリリンガルやさらに多くの言語を話すマルチリンガルも多くいます。

日本人の私たちからしてみれば、「英語を習得するだけでもこんなに苦労しているのに、それ以上は無理」と思うのが当然ですが、実際はそうではありません。

第2外国語を習得するのは、第1外国語を習得するよりも断然簡単

です。

それは、第1外国語(日本人で言えば、例えば英語)を習得した後は、英語だけでなく、「言語そのもの」に対してのセンスが磨かれており、言語同士の比較など、多角的に捉えることができます。

そういった様々な相互作用が良い方向に向かい、色々なことを結びつけることで記憶にも定着。よって、日本語もそうですが、学んでいる言語全てにおいて、より早い言語の上達が得られます。

2つの言語を習得しようとすると混乱するという意見もありますが、その混乱はあっという間になくなります。

ですので、早期英語教育に関して言えば、ネガティブ面よりも、ポジティブ面が大きく、バイリンガルになることで得られる恩恵に注目すると良いと思います。

バイリンガルへのステップ

と言ってもやはり、幼少期からの英語教育には心配を抱いている方も多いと思います。

その代表格なのが、「セミリンガル(ダブルリミテッド)」の問題です。

論理的思考においては、そのベースとなる言語能力がしっかりしていないといけませんが、そのための基礎が、母語(日本語)のしっかりしていない時期に、外国語(英語)を学ぶと、どちらの言語も中途半端となり、色々な支障が出るというのです。

これに関しては、色々なところで研究されており、答えが一つでないのでハッキリと断言は難しいですが、経験上そういう問題は少なく、さらに対策をしっかりするとすれば、母国語である日本語の教育も行うことで、この問題が起こる可能性は限りなくゼロだと言って良いでしょう。

CGKでも、日本語のクラスも毎日行っています。

普段の生活で触れる日本語だけでなく、アカデミックな日本語、そして、文化や慣習というのは言語に影響される部分が大きいですから、日本について学ぶためには、日本語を使用するのが効率がよいことが多いです。

日本語レッスンと英語レッスンの内容は一部連動しており、子どもたちは自然と効率よく2つの言語を学び、「バイリンガル」へのステップを着実と歩んでいます。

バイリンガル・トリリンガルの事例

CGKには、プリスクールがありますが、外国人のご家庭のお子さんもいます。

横浜という土地柄、中国人のご家庭の方もいらっしゃいますが、中国人A君は、家庭では中国語。CGKでは、英語の時間は英語、日本語の時間は日本語、という形で使い分けています。

先日、中国人B君の祖母(日本語が話せません)がB君のお迎えに来た時に、A君は、そのおばあちゃんが中国語しか分からないということを察したのか、中国語で会話していました。

3歳になったばかりの子どもではありますが、すでに3ヶ国語を相手や状況を見て使い分けるようになっており、バイリンガルどころかトリリンガルになる可能性が非常に高いです。

CGKでの教育メソッド

とにかく先生は、子どもたちとコミュニケーションをたくさん取り、言葉へ触れる時間を多く取っています。

保育園と幼稚園の両方の性質を兼ね備えた幼児園ですので、カリキュラムをもとにレッスンは行われ、普段の声がけや自由遊びの時間でも、カリキュラムがあるからこそ、英語表現や運動機能、礼儀等を意識した対応が可能です。まだ2歳のお子様ですから、レッスン以外の時間はどうしても多くなりますが、そういった他の時間の中でも、先生たちが共通の意識を持って子どもたちに接していると、「保育」の中に自然と「教育」が取り入れられ、無意識の内にバイリンガル教育の恩恵を享受しています。

集団生活や様々な経験の中で、多くの刺激を受けて、子どもたちの探究心を生み、未来のグローバルキッズが生まれるよう、今後もがんばります。

著者プロフィール

甲斐実  -  CGKインターナショナルスクール理事長  (日本)JAPAN

1984年生まれ。二児の父。
オーストラリア・カナダ・アメリカでの居住・滞在の後、広告代理店にて海外展示会業務と国内広告業務の兼務。
CGKインターナショナルスクール(横浜)においては、理事長としてゼロから起ち上げ、プリスクール経営コンサルも行う。

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