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3歳から保育園と幼稚園どっちがいい?違いを考察

コラム

横浜・関内にあるCGKインターナショナルスクール 理事長の甲斐です。

英語保育園(プリスクール)小学生英語学童(アフタースクール)初等部(小学生インターナショナルスクール)を運営しています。

私自身、2児の親ですが、自身の経験と多くのご家族を見てきた経験からいっても、親にとって初めてのお子様の子育ては、色々と不安に感じることが多いです。

「子供の個性を伸ばそう」「しつけやマナーをしっかりさせよう」「悪いことはしっかり叱ろう」「色んな経験をさせよう」「他の子供との集団生活を体験させよう」「体力をつけさせよう」「英語や音楽、色々な教育や習い事に力を入れよう」といった、色々な思いや考え方がある中で、それらを全て行おうとするのもまた、非常に難しいものです。

そこで、乳児期の試行錯誤時期を過ぎ、お子様のできることが色々増えてきた3歳を前にしたタイミング、そして仕事復帰などのタイミングで、保育園幼稚園といった施設を検討される方などを対象に、いわば、保育や教育のプロが集まる保育園や幼稚園のそれぞれの特徴や違いを知り、検討の参考にして頂ければと思います。


保育と教育

保育園の管轄はこども家庭庁(2023年に厚生労働省から移管)幼稚園の管轄は文部科学省です。

もととなる法令もそれぞれ、児童福祉法(保育園)、学校教育法(幼稚園)です。

そのためもあり、保育園は健全な心身の発達のため、子供の自主性を尊重し自由に育てたり、教育の中でも特に日常の生活習慣などの指導といった「保育」を行う「児童福祉施設」(親の代わりに就学前の子供を保育する)であるのに対し、「学校」の文部科学省が管轄する幼稚園は、小学校入学前の「教育」の導入という意味合いが強い「教育施設」です。
※あくまで、一般論ですので、園によって異なりますし、私立や認可外施設では、各々の園の特色が色濃く出ているところも。

認可保育園の場合は、保育園が「親の代わりに就学前の子供を保育する場」ですので、専業主婦(夫)等、必ずしも預ける必要性のない場合、入所基準をクリアすることは難しくなります

一方、認可外保育園や幼稚園では、そういった入所基準は無いため、園内の独自の基準で選考したり、公立幼稚園においては、ランダムに抽選で選びます。

ですので、専業主婦(夫)の方は、認可外保育園、幼稚園(公立・私立共に)、そして、市場としても成長している(下記記事をご参考下さい)インターナショナル・プリスクール等を検討することにしましょう。
※幼児教育・保育の無償化施行に伴い、毎月3.7万円の支給を受けられるご家庭が増え(受給要件あり)、費用面でもプリスクールを検討出来る方が最近増えております。


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保育園も幼稚園も義務教育ではないので、保育園や幼稚園には通わず、小学校から始めるのも可能ですが、子供の成長にとっては、社会性をはじめ、認知能力や非認知能力を育む非常に大事な時期ですので、保育園や幼稚園といった選択肢をしっかり検討した方がよいでしょう。


対象年齢

保育園は、0歳から小学校入学前まで幼稚園は基本的に3歳から小学校入学前までです。

3歳より前に子供を預けたいという場合、基本的に幼稚園ではなく、保育園となります。

保育園では、母親が出産後8週過ぎないと就労ができないため、早いところでは生後2ヶ月や、安全面の関係で、首が据わる4ヶ月や6ヶ月から、としているところもあります。

「最近では幼稚園でも2歳児を預かるところが出てきた」と言われることがありますが、実際は、「4月1日時点ではまだ3歳にはなっていないが、年度途中で満3歳になったので、その時から入園できる」という事が小泉首相時代の構造改革特区によって可能となりました。

他にも「プレ幼稚園」と呼ばれる、週に1回や月に数回、2歳児が通えるところもあります。これは、子供を慣れさせるためや、園の様子を知るため、幼稚園選びの参考、そして、3歳になった時に優先的に入園できるように、といった意味合いが強いこともあります。


標準的な保育・教育時間

保育園は、原則8時間以上

幼稚園は、4時間以上くらいですので、保育園よりもかなり短いのが標準です。

保育園、特に認可外保育園の場合、保育時間の幅は様々あり、早朝や夜20時までといった延長保育を行っているところもあれば、24時間保育を行っているところもあります。また、週末保育を行っているところや、逆に短時間も含めた一時保育を行っているところも数多くあります。


費用

保育園は認可保育園か認可外保育園、幼稚園は公立か私立かによって費用が異なります。

<保育園>

認可保育園・・・課税額(住民税)に応じて自治体が決定
認可外保育園・・・園が独自に決定

認可保育園の保育料は、0歳から2歳児までは、自治体への住民税課税額に応じて、大きく負担額が異なります。園にではなく、自治体に保育料を毎月支払います。参考までに横浜市の認可保育園利用料(保育料)のページを紹介します。
3歳児から小学校入学前までは、2019年10月から施行された幼児教育・保育の無償化に伴い「全世帯無料※」となります。
※副食費については別途実費負担が必要となります。

参考

一方、認可外保育園は、自治体からの補助金が無いため、保育料は高く、英語教育を行っているいわゆるプリスクールでは、週5日、保育時間も保育園と同様に長時間預ける場合、20万円/月するところも珍しくありません(より安いところも多く存在します)。

<幼稚園>

公立幼稚園・・・幼児教育・保育の無償化の対象となる為、全世帯無料。副食費については別途実費負担が必要となります。
私立幼稚園・・・利用料を独自で設定。幼児教育・保育の無償化の対象の場合、全世帯無料。対象外であっても2.57万円/月まで支給。いずれの施設であっても、副食費は発生し、その他にも、保育料以外の名目で料金が設定されている場合がありますので、各幼稚園へ確認が必要です。
「幼稚園」と名乗らない施設(幼児園等)・・・認可外保育園の対象となる施設や、いずれの対象にもならない施設もございます。各園へ確認が必要です。

幼児教育・保育の無償化が2019年10月に開始したことに伴い、実際にかかる負担額がわかりづらくなりました。
入園をご検討される園および各自治体に直接お問い合わせ頂くことをおすすめいたします。


先生の資格・免許

保育園は保育士資格。幼稚園は幼稚園教諭免許が必要です。

ほとんどの保育士、もしくは幼稚園教諭は、専門学校・大学・短大等で両方の資格・免許を取得していますが、幼稚園で働いていた人が途中から保育園に転職したり、保育園で働いていた人が途中から幼稚園で働くというケースは、比較的多くないようです。


保育園と幼稚園どっちを選ぶべきか?

いくつかポイントがありますので、整理しながら見ていきましょう。

子供の年齢

保育園は出産してから2ヶ月後、首の据わる4ヶ月後や6ヶ月後、1歳や1.5歳、2歳からなど、色々あります。

一方、幼稚園の場合、基本的に満3歳(4月1日時点)からのため、3歳未満は基本的に幼稚園という選択はなくなります(プレ幼稚園等は除く)

夫婦共働きかどうか

まず、専業主婦(夫)の場合、認可保育園という可能性が低くなります。

自治体により、両親の就労状況や家庭事情を点数化し、認可保育園入園の可否が決まります。
その関係で、夫婦のどちらかが専業主婦(夫)の場合、認可保育園の入園は厳しいわけです。

一方認可外保育園の場合は、そういう基準はなく、幼稚園でもありません。

また、送迎の関係があるため、夫婦共働きかどうか、もしくは家族や近所に住む親族などで、送迎などの対応ができるかによって異なります。

夫婦共働きで、頼れる親族が近くにいない場合、幼稚園の様に例えば14時頃までしか預かっていないところは、まず選択肢から外れます。幼稚園は専業主婦(夫)がいるご家庭や、その他の親族に送迎をお願いできる場合です。

一方保育園の場合、17時まで預かってくれるところ、中には20時や22時といった夜遅くまで預かってくれるところもありますので、夫婦共働きでも安心して預けることができます。

保育と教育のどちらを重視?

保育園だから保育だけ、幼稚園だから教育だけ、ということはないですし、それぞれの園によって違うので一概には言えないですが、「保育園と幼稚園の2択」だけから選ぶのは難しいです。

実際は保育園や幼稚園だけでなく、インターナショナル・プリスクールこども園といった園もあり、保育と教育両方に力を入れている園が増えています。そういった園はほとんどが認可外保育園としての届出・登録のため、保育料は高くなりますが、特徴ある保育と教育を受けることができます。
※現在は、幼児教育・保育の無償化施行に伴い、毎月3.7万円の支給を受けられる可能性がございます(共働きのご家庭は基本的に支給を受けられます)。

英語を重視している園であれば、幼児期からの幼児英語教育ということで、ハイレベルな英語力が期待できます。

費用

認可保育園と認可外保育園、そして公立幼稚園と私立幼稚園は、毎月かかる保育料に大きな開きがあります。

認可外保育園、そして私立幼稚園は保育料が高いですが、一方で、「所得や家庭状況に応じて入園を断られる」ということが無いため、仕事復帰のプランニング等、余裕をもって行うことができます。

そして、認可外保育園や私立幼稚園は保育料は高いですが、その中には、多額の保育料を支払ってでも、「ここの教育を受けさせたい」と思わせるところが必ずあります。


まとめ

幼少期の大事な時期に子供を預ける上で安全面が気になると思いますが、例えば、認可外保育園であっても自治体への届け出、そして毎年、自治体の担当者の立ち入り調査がありますので、安全面は細かくチェックされています。

教育に関しては、各園によって大きく異なりますので、説明会や見学に行き、話を聞くのが良いです。また、実際に園児と接する保育士や幼稚園教諭の人柄や姿勢、そういったところは実際に園に足を運ばないと分かりませんから、まずは色々な園を見学してみることをおすすめします。

最後に、私が運営する横浜の「CGKインターナショナルスクール」について、以下、ご紹介させて頂きます。

  • 横浜市中区にある認可外保育所のプリスクールを運営しています(初等部アフタースクールもあります)。
  • プリスクールなので高額ですが、幼児教育・保育の無償化の対象(共働き等)のご家庭は、月額37,000円の補助が受けられます。
  • プリスクールとしては珍しく、週5日フルタイムの預かりを基本としており、共働きのご家庭でも預けやすいです。
  • 保育の質も大事にしており、現場の日本人スタッフは全員英語バイリンガルかつ保育士資格を所有しています。
  • 「認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書」を開校より連続交付済み。毎年の立ち入り調査では、施設安全基準、防災・防火・避難訓練、健康・衛生管理から有資格者の配置、指導計画、保育記録等、多岐に渡るチェックが行われております。

どうぞ気軽にお問い合わせ下さい!
横浜のインターナショナルスクール | CGK International School

英語が話せることによって広がる世界というのは、単純にビジネスや旅行といった話だけでなく、その人の人生そのものを豊かにしてくれるものです。
私自身、更に英語力を向上するため、日々勉強中ですし、その先に待つ、自分の将来の世界へワクワクしながら取り組んでいます。

大事なお子様のことですから、妥協することなく、安心して預けられる素晴らしい園が見つかることを願っています。

著者プロフィール

甲斐実  -  CGKインターナショナルスクール創設者  (日本)JAPAN

1984年生まれ。二児の父。
オーストラリア・カナダ・アメリカでの居住・滞在の後、広告代理店にて海外展示会業務と国内広告業務の兼務。
CGKインターナショナルスクール(横浜)においては、創設者としてゼロから起ち上げ、インターナショナルスクール経営コンサルも行う。

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